私は子供たちに話しながら、「危険薬物に既に手を出してしまった方達をどうしたら良いのか」、ずっと考えていました。
その為には、更生まで「継続的なケアシステム」ができることを、願っていました。
危険薬物で服役した人は、再入所する割合が他の犯罪より高いんです。
2011年を例にすると、覚せい剤取締法違反者の39・3%が、5年以内に再入所。
刑法犯全体の再入所は23・4%にとどまっています。
通常1年程度の観察期間を終えると、今まではケアがなされませんでした。
2017年度から、東京・大阪など全国の保護観察所12か所に、「統括保護観察官」を1人ずつ配置します。
統括保護観察官は、更生の為の「教育プログラム」を提供できるようにします。
観察期間が終わっても、医療機関への橋渡しなどの継続ケアを続けます。
全国に12人の「統括保護観察官」、約1000人の「保護観察官」。
頑張って下さい。
そして、私はもっと観察官の人数が必要だと思います。
検証の上、システムの改善を重ねて下さい。
宜しくお願い致します。
2月20日の日本経済新聞を参考に致しました。
