落選後、運び込まれた段ボール箱の山。
「容子が見るのが辛くなくなったら、一緒に片付けよう」と言ってくれていた親友ユリ。
享年48才。
2年前の4月17日に、肺梗塞のため駅で倒れ、救急車中で亡くなりました。
前の日から胸が苦しかったそうです。
夫に頼んで共済病院に行けば、今もユリは確実に私の横で笑っていました。
その頃、私の選挙関係者から、他科への診療紹介依頼が余りにも相次ぎ、夫婦で困惑していました。
事情をよく知っていたユリは、具合が悪いと私に言えなかった。
だから、ユリが命を落としたのは、「私のせい」です。
この自責の念を真正面から受け止めながら、生きて行く覚悟が出来ました。
又、せっかくのご縁、出来る紹介はなるべくさせて頂きたいと、夫婦で考え直しております。
平塚近隣はユリとの思い出が溢れすぎていて、帰宅すると玄関で突っ伏す日々が続きました。
亡くして魂を引きちぎられるなら、もう友達なんか作らない方がまし。
人が言う「友達」という言葉さえ、聞きたくなかった。
そんなどん底から抜けるのに、1年半ほどかかりました。
ユリの声が毎日聞こえます。
「容子、私は死んじゃったんだからさ、しょーがないじゃん。
もうちょっと、淡々としてくれない?
容子を心配してくれてる、生きてる人を大切にしてよね」
愛する友を持てたことを、誇りに思おう。
ですので、4月17日の命日が過ぎたら、2階を片付け、5月から事務所を再開します。
ユリと共にお出迎えするつもりでしたが、かなわぬ事となりました。
「なるべく2階に居て、運転できない私が遠くに出かける時は、車出して」なんて勝手を頼める人が見つけられないのは、今の時点では仕方がない事です。
極力避けますが、家の中で男性と2人きりという事態も、生じるかと思います。
魔が差して私に何かしようとすると、ユリの亡霊が襲い掛かります。(笑)👊
その点だけ、ご配慮お願い申し上げます。
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