2018年07月01日

平塚児童相談所での勉強記(4)児相の願い 「子どもの安否を定期的に確認できるような法律を作って欲しい」。立ち入りは家裁の許可が必要。

児童虐待死の報道に関して、私はおかしいと思っていることが有ります。
「児童相談所が悪い」と責めて、結論としている。
これで良いのでしょうか?
勘違いしやすく明記しておきたいのは、「児相は立ち入り権限は持っていない」ということです。
墨田区の5歳女児の最近の事件でも、引っ越し先の児相との連携が取れなかったことが言われています。
が、あれは違います、「家の中に入れなかった」のです。
保護者に「大丈夫です、お引き取り下さい」と言われれば、よほどの証拠が無い限り、児相は何度も訪問するしかない。
子どもと会えない訪問の繰り返し…。
なので、「定期的に子どもの安否を確認できるような立法」を児相が望むのは、理解できる所であります。
ちなみに平塚児相では、H19年より病院・保育施設・自治体等との連携会議や事例検討会を、週1回行っています。
写真は、親しみやすく工夫された児相の受付です。
IMG_20180618_131759.jpg
posted by 谷容子 at 17:50| 子ども支援 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。