2018年07月15日

音声ガイド付き 映画「君の名は」を見て涙こぼし、目をつぶって再度見て嗚咽しました。20年視覚障がい者のボランティアやっても、分かっていなかった「目の見えない方の気持ち」。

このDVDは不思議でした。
そのまま見ていると、視覚障がい者にも理解して頂けるよう、音声ガイドが付くのが普通のバージョン。
ガイド無しなら、操作して切り替えます。
私は日本の映画を音声ガイド付きで見た事が有りませんでした。
試してみました。
「月も『半月』って説明してる」。
・・・ただ見てたら見落とします。
へぇ~って、理解が深まりました。
そのうち、作品に入り込み、登場人物が涙こぼすと、私も涙ポロポロ。
人が泣いていると「貰い泣き」する、どうしようもない体質です。
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でも、本当に泣いたのはそれ以後でした。
目をつぶって「君の名は」を聞いていたら、やはり分からないです、ガイドで親切に説明して貰っても。
正確に言えば、何度かトライすれば内容の理解はできると思います。
私は20年、視覚障がい者の点訳ボランティアに関わって来ました。
なので、障がいをお持ちの方の気持ちを少しは理解していると勘違いしていました。
全然分かっていなかった。
こんなに「目からの情報の無い世界は分かりにくい」んだって。
「理解している」なんて思うのは、傲慢だ…嗚咽してしまいました。
「君の名は」の制作者は、どうして「音声ガイド付き」を基準にしたのだろう。
こんな視覚効果の高い作品を、どうしても視覚障がい者に見て貰いたかったのだろうか?
その経緯を知りたいと思います。
時間の有る時に、調べます。
「音声ガイド付き」が今後、標準になると良いですね。
人は老いたら「目の障がい」も出て来るでしょう。
他人事ではありませんね。
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posted by 谷容子 at 18:17| 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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