「子どもの命を奪う権利は、母親にはない」などと、この母親に説教しても、何の解決にもなりません。
子どもが小さいうちは、「自分と子どもは一心同体と勘違いしている母親は少なくない」と、私ははっきり皆様にお知らせします。
「一心同体」と思わないと、育児なんて出来ません。
私は出産した瞬間、今までで一番寂しかった。
子どもと二つに分かれて、この子を完全に守ることが出来なくなった…そう感じました。
その私でさえ、子どもが頻繁に熱を出した5年くらいは、無理心中を考えたことも有ります。
徹夜3日間、2日あけて又3日間徹夜の看病が当たり前という生活の時、疲れて悲観してしまいました。
そして、子どもの事は、全て私の責任と、完全に思い込んでいました。
この母親に何があったか、今は全然分かりません。
それでも、子どもを本当に殺してしまうほどの状態なら、彼女からSOSが出ていた筈です。
周りは何をしていたのかと、私は言いたい。
どうして、母親をケアしなかったのか。
谷容子は、犯罪を犯した母親をかばうと非難されても構いません。
「子どもを守るためには、まず母親から守るべき」です。
母親が不幸なのに、幸せな子どもは居ません。